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東大で研究に取り組む池上十和子さん(中央)=池上さん提供
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 近畿大学付属豊岡高校(兵庫県豊岡市)に在学中、「カニ殻からバイオプラスチックを生成する新規微生物の探索と同定」という研究テーマで、文部科学大臣賞などを受賞してきた。同市生まれの池上十和子さん(19)は、9月から米ハーバード大に通っている。これまでの研究をもとに「ビジネスにしたい。面白いと思ったアイデアを最後まで形にしたい」と将来を見据える。

 池上さんがハーバード大から合格通知を受けたのは3月下旬、オンラインで発表されたのを確認した。

 「私は行きたい道に全賭けするタイプ」という。今春、東大に入学したがハーバード大へ進む思いは強かった。

 バイオロジーの専攻として出願した。ただ、1、2年ほどは専攻を決めず、色々興味を持った分野を学びたいという。

 「他の分野にバイオロジーを融合させることで、新たな手法で組み立て直し、より低コストで簡単に、かつ環境に配慮された仕組みに組み替えるようなことがしたい」と語る。

きっかけはセミの羽

 具体的にやりたいことの一つ…

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